本研究は航空ハイパースペクトルデータを用いた地表面音響特性の推定手法の開発を目的としている。Itres社製のハイパースペクトラルイメージャCASI-3を用いて名古屋大学生命農学研究科附属フィールド科学研究センター東郷フィールドを対象に撮影を実施し、同時期に東郷フィールド内で地表面吸音率の実測調査を行った。それらのデータを基に、ハイパースペクトルデータを説明変数、地表面吸音率を目的変数とした重回帰モデルを構築した。モデルの吸音率推定精度を検証した結果、概ね良好なモデルを提案できたことを明らかにした。
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