研究課題
若手研究(B)
本研究では,建築物の内装材を施工する現場で,施工された内装材が要求される吸音性能を発揮できているかを検証する,施工状態管理システムの開発に向けた検討を行った.まず,一般的な単層の建築材料を対象とした持ち回り試験により,システムで用いる吸音特性の現場測定法の普遍性を確認した.続いて,施工状態を想定した複層の数種の試験体の測定を行い,吸音特性から施工状態の差異を捉えうることを確認した.最後に,材料開発の施工現場に提案手法を適用し,材料の施工状態の管理に対する有効性を示した.
工学