研究課題
若手研究(B)
本研究は東北地方の農村集落である福島県檜枝岐村、青森県下北半島の板倉を中心として現地調査を実施し、板倉構法の成立の一端を明らかした。福島県檜枝岐村では近世の村絵図の分析より、群倉の成立過程やその役割が多様であったことを明らかにした。青森県下北半島ではこれまで報告されていた一部の地域だけでなく、下北半島全体に群倉立地があることを示すことができた。九州での事例を加え、板倉構法の地域的な広がりに関して、今後の研究の示唆を得ることができた。
木造建築構法