研究課題
若手研究(B)
本研究では建築家ジャック=ギヨーム・ルグランの建築全史の構想について考察した。その主たる成果は次3つである。(1) ルグランの建築史構想の全体の見取図を復原的に考察した、(2) 1800年前後における建築史の成立が、新しい政治体制にふさわしい新しいフランス建築様式の創造であったことを指摘した、(3) 建築史構想を同時代の建築知の構図のなかに位置づけ、建築教育とのかかわりを指摘した。
西洋建築史