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2015 年度 研究成果報告書

イタリアの初期中世教会堂建築における求心的空間~周歩廊の機能と変遷

研究課題

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研究課題/領域番号 25820318
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 建築史・意匠
研究機関神戸山手大学 (2015)
神戸夙川学院大学 (2013-2014)

研究代表者

高根沢 均  神戸山手大学, 現代社会学部, 准教授 (10454779)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード初期中世 / 周歩廊 / 集中形式 / スポリア / 空間の機能 / 聖性の焦点
研究成果の概要

本研究では、中央空間および聖性の焦点であるアプシスと周歩廊の機能的関係を明らかにした。中央空間に対して環状列柱は間接的な接触を提供しつつ、列柱の幅と意匠によって中央空間への「入口」を示しており、アプシスに対して斜めに位置する会堂入口から円環状の動線を経て中央空間の「入口」へ誘導する機能があった。この関係はアナスタシス・ロトンダ(4世紀)の影響を受けたと推測される。一方、初期中世以降、バシリカ式のアプシス後背の周歩廊は、聖遺物崇拝を機能的に解決する手段として導入が進んだ。北イタリアにみられる上下に重なった周歩廊は、バシリカ式の典礼機能と集中式の周回礼拝の機能を同時に内包する構成といえる。

自由記述の分野

初期中世教会堂建築

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公開日: 2017-05-10  

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