研究課題
若手研究(B)
硫黄が余剰資源であることに着目し、その有効活用法の開拓をめざし研究を進めた。具体的には、カーボンナノチューブを鋳型とすることで、硫黄原子が鎖状に連なった一次元伝導体の合成に成功した。また、新奇な超伝導材料の開発をめざし、金属型カーボンナノチューブと金属化した硫黄からなる一次元ハイブリッド伝導体を合成することに成功した。超伝導化の実証までは至らなかったが、分光学的にその端緒をつかむことができた。
低次元ナノ材料