研究課題
若手研究(B)
チタンスクラップと鉄塩化物廃棄物を組み合わせることによって四塩化チタンを効率的に回収する環境調和型リサイクルプロセスの開発を行った。金属チタンと塩化鉄を1000-1200 Kで直接反応させる場合には、反応の進行に伴ってチタンの表面が鉄で急速に被覆されるため、四塩化チタンを効率良く生成・回収することが困難であることが分かった。そこで、反応媒体塩を利用した新たな塩化手法を考案するとともに、その実行可能性と有用性を熱力学的解析と基礎的実験によって示した。
材料工学