研究課題
若手研究(B)
人工衛星の長寿命化や軌道間輸送技術の構築にあたって,広範な作動条件下における宇宙機エンジンの高効率運転を実現する必要がある。そこで,人工衛星用エンジンに多用される,二液を衝突させて微粒化を行う方式の推進薬噴射装置を対象に,液体に対して約1%質量流量程度の微量の気体噴射を付加する新たな微粒化促進方式を提案し,その効果を実験によって実証するとともに,開発した数値解析手法を適用することで,微粒化促進機構を解明した。さらに,最適な微量気体噴射条件を明らかにした。
航空宇宙推進学