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2014 年度 実施状況報告書

数値的評価法に基づく高速・低速・混相流統合解析新手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 25820409
研究機関横浜国立大学

研究代表者

北村 圭一  横浜国立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20402547)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード数値流体力学 / 流体力学 / 航空宇宙工学
研究実績の概要

高速・低速・混相流の統合解析新手法の提案を目指し,平成26年度は低速流れにおける高解像度計算手法HR (High-Resolution)-SLAU,HR-SLAU2,およびHR-AUSM+-upの提案を行った.
これらにより,マッハ数が10のマイナス4乗の低速流れを既存手法よりも精度良く捉える事に成功した.また,マッハ1以上の超音速流れでは従来手法に帰着する為,新手法は広いマッハ数範囲で問題なく利用可能である事を確認した.
これらの成果を数値流体力学の国際会議(2014年7月,バルセロナ)で発表し,有識者から有益なコメントを得た後,国際学術誌への投稿を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまでに高速・低速・混相流それぞれについて新たな知見や新手法を発表し,予定通り順調に前進している.ただし飛躍的な進展や革新的発見には至っていない為,「おおむね順調」とした.

今後の研究の推進方策

低速流れについては3次元非定常問題を扱う.また,これまでに進展させてきた高速流れ・混相流についての知見と併せ,統合解析手法として検証,発表を行う.

次年度使用額が生じた理由

情報収集の為に参加を計画している学術会議のスケジュールに偏りが生じ,本年度予算の一部を次年度使用分として繰り越す事が望ましいと判断した為.

次年度使用額の使用計画

次年度学会参加費および旅費に充てる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Simple and Robust HLLC Extensions of Two-Fluid AUSM for Multiphase Flow Computations2014

    • 著者名/発表者名
      Kitamura, K. and Nonomura, T.
    • 雑誌名

      Computers & Fluids

      巻: 100 ページ: 321-335

    • DOI

      10.1016/j.compfluid.2014.05.019

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Reduced dissipation SLAU and AUSM+-up towards high resolution unstructured Grid simulations2014

    • 著者名/発表者名
      Kitamura, K., and Hashimoto, A.
    • 学会等名
      6th European Conference on Computational Fluid Dynamics (ECFD VI)
    • 発表場所
      Barcelona, Spain
    • 年月日
      2014-07-20 – 2014-07-25
  • [学会発表] HR-SLAU2およびHR-AUSM+-up:高解像度非定常空力シミュレーションに向けて2014

    • 著者名/発表者名
      北村圭一,橋本敦
    • 学会等名
      第46回流体力学講演会/第32回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム
    • 発表場所
      弘前文化センター,弘前市
    • 年月日
      2014-07-03 – 2014-07-04

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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