研究課題
若手研究(B)
架橋で本土と結ばれていない瀬戸内海の島嶼部では、近接する本土への生活依存度が高い一方、フェリー・高速船といった海上交通が唯一の交通手段である。過疎化、高齢化の著しい島嶼部では、今後も更なる人口の減少が予測されており、フェリー、高速船の利用客の減少に伴う航路の縮小、さらには廃止も懸念される。そこで、本研究は、今後も架橋が見込めない島嶼部が近い将来直面するであろう海上交通の問題を解決するため、①海上交通に対する利用実態と利用意識の把握、②海上交通を3 者で支える支援体制の確立、③離島内陸上交通と海上交通を統合したデマンド型の公共交通システムの実現、の3つの分析を行い、一定の知見を得た。
交通計画