(1)徐波睡眠中の前梨状皮質と前頭眼窩皮質において、互いのup stateとdown stateの出現タイミングを同調させることで、また、梨状皮質で起こる嗅皮質鋭波出現のタイミングを前頭眼窩皮質のup state とdown stateの切り替わりのタイミングに合わせることで、特定の時間枠で情報のやり取りをしていることが分かった。 (2)匂いを手掛かりとした摂食行動中に応答を変化させる嗅結節のニューロン群を発見した。同様のニューロン群はTenia Tectaにおいても見つかり、匂い入力をモチベーション/情動行動に変換する回路を見出した。
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