研究課題
若手研究(B)
本研究では、α2-Antiplasmin (α2AP)が空間記憶、情動記憶、運動学習に関与していることを明らかにした。また、海馬由来神経細胞において、外因性α2APが微小管結合タンパク質であるMAP2の発現を誘導し、樹状突起の伸長及び分岐を誘導することを見出した。また、α2APによる樹状突起の伸長及び分岐にp38 MAPKの活性化が関与していることを明らかにした。以上より、α2APは樹状突起の伸長及び分岐を制御し、記憶形成において重要な因子である可能性が示唆された。
神経科学