我々は、炎症応答に関与する新規のmiRNAおよび分子を見つけている。新規分子TRIM39Rが実際に免疫応答に関与するかを調べるために、培養細胞を用いた2つの過剰発現系を樹立し、マイクロアレイ解析を行った。結果として、有意にI型インターフェロン経路およびその抗ウィルス効果に関与する遺伝子群を制御していることが明らかとなった。さらに、ルシフェラーゼを用いたリポーターアッセイにより、実際にNFkBおよびIRFの転写活性を惹起させることが確認できた。miRNAに関しては、新規mir-125bおよびその標的が典型的な作用機序で機能することをルシフェラーゼアッセイと変異体を用いて証明できた。
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