ラット胚性線維芽細胞にiPS誘導のための4因子を導入し、ラットiPS細胞を樹立した。ラット染色体に薬剤選択マーカーを導入するため、樹立したラットiPSに薬剤選択マーカーをトランスフェクションによりランダムインテグレーションで導入した。これによりラット染色体に薬剤選択マーカーが導入された。得られた薬剤耐性ラットiPS細胞を微小核形成が効率的なマウスA9細胞と細胞融合を行い、ラット染色体を保持するマウスA9様の融合細胞を獲得した。今後はDT40細胞に導入し、マーカーが導入された染色体を同定する予定である。
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