研究課題
当該研究計画は光、磁場を利用した遺伝子発現の新規操作手法の開発を目的として実施されたものであるが、実施期間中に目的にかなう技術の開発には至らなかった。しかしながら研究を実施する過程で青色光を利用した選択的遺伝子導入の手法を新たに見出すことに成功した。培養細胞を播種したシャーレにおいて青色光を照射した領域のみ、外来遺伝子の導入を抑制する技術であり、多種類のプラスミドベクターをそれぞれ培養シャーレ内の異なる領域にデリバリーすることに成功している(Dateki et.al. Biotechnology and Bioengineering, in press)。光とフォトセンシタイザー等を利用する事により遺伝子導入効率を増強する技術に関しては先例が多数報告されているものの、選択的に抑制する手法に関しては例がないことから、以後広く活用される技術に発展していくものと考えられる。
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Biotechnology and Bioengineering
巻: In press ページ: In press
10.1002/bit.25906