(1)生体内で磁気センシングを担う転写因子CryptochromeとGAL4BD、VP16ADとを融合することで、光、磁場依存的に活性が変化するキメラ転写因子の作出を試みたが、目的にかなう応答性を持ったものは得られなかった。(2)光を利用し組織や培養細胞への遺伝子導入の効率を増強する手法は多く開発されているものの、不要な領域への導入を積極的に抑制する手法は開発の例が少ない。市販のトランスフェクション試薬を材料に、光による導入効率の抑制が見られるものを選出し、この性質を利用することでシャーレ内の狙った領域に存在する細胞のみに遺伝子を導入する新規手法を開発した。
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