研究課題
若手研究(B)
血小板は、止血、血栓形成や炎症における詳細な役割が古くから知られているが、最近では、がんの血行性転移にも関与することが示されている。本研究では、血小板とがん細胞が融合するという観察を端緒として、がんの悪性度の亢進に関与するメカニズムの解明を目指した。その結果、血小板と自発的に細胞融合したがん細胞株では、いくつかの遺伝子について転写レベルが変化し、また足場非依存性増殖能が増加することが明らかとなった。
医歯薬学