研究課題/領域番号 |
25830105
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
上田 重人 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20646947)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 拡散光スペクトロスコピー / 乳癌 / 血管新生阻害薬 / 治療効果判定 / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
術前乳癌症例を118例登録し、DOSイメージングによって測定した乳癌腫瘍総ヘモグロビン濃度と乳癌悪性度の相関を論文に発表した。 アバスチンの治療効果モニターリングに有効か、DOSイメージング装置を用いて、局所進行乳がんで術前化学療法の適応のある患者に対して、化学療法開始前、治療中、治療終了後に測定し、得られた光の特性を分析して、これらが治療効果予測のための有用かどうかを調べた。目標症例30例のうち、16例の登録が終了し、研究の実行可能性について、論文報告を3編、学会報告をH27.2に1回実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
症例は順調に登録されている。 研究の実行可能性について検証ができ、論文や学会で中間報告をしたが、内容について高い評価をいただいた。
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今後の研究の推進方策 |
残り1年かけて症例登録に尽力する。採血サンプルや組織サンプルを用いた分子生物学的(ELISA法)検討を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度は分子生物学的実験と解析に予算の多くを配分したが、その残額および支払い請求額の合計が次年度使用額である。
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次年度使用額の使用計画 |
検査技師の人件費に昨年と同程度の予算を確保する。 次年度使用額の残額は分子生物学的検討(ELISAなど)に予算を重点配分する。
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