研究課題
若手研究(B)
原核生物では遺伝子の水平伝播が一般的であるため、その分子分類は16S rRNA遺伝子の塩基配列の相同性を基準に行われることが多い。この手法の理論的大前提には「16S rRNA遺伝子は異種間水平伝播が困難である」という仮定(complexity仮説)が存在する。本研究は分子進化におけるcomplexity仮説という、一見確立されたモデルを批判的に検証することを目的としている。そのために大腸菌をモデルとして、メタゲノム由来16S rRNA遺伝子を実験的に水平伝播させる実験を実施した。
ゲノム生物学