研究課題
若手研究(B)
本研究では、変動する環境からのストレス、特に低容量のストレスに対する細胞の応答を明らかにするため、ストレス適応応答の1つである交差耐性に着目して因子や分子機構の解析を行った。交差耐性とは、低容量で非致死のストレスにさらされた際に、その後にさらされる異なる種類の高容量ストレスへの抵抗性を一過的に獲得する現象である。これまでに交差耐性に必要な因子として同定したCpc2が、ヌクレオソームの制御を介してストレス応答に必要な遺伝子の発現制御に重要であることを明らかにした。
分子生物学