研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、分子量884kDaの巨大蛋白質複合体であるGroEL-ES複合体について、核磁気共鳴法を用いて、蛋白質複合体内に存在する運動性を捉える手法を開発した。代表者は蛋白質を構成するアミノ酸に対し、部位特異的に高度な安定同位体標識を施すことにより、GroEL-ES複合体の核磁気共鳴信号を高感度に観測する手法を確立し、複合体の形成に伴う運動性の変化を捉えることに成功した。本手法を利用する事により、多くの生体高分子複合体について立体構造、動的側面から生体機能を明らかにすることが期待できる。
構造生物学