研究課題
若手研究(B)
本研究では、鉄硫黄クラスター生合成のコア複合体(SufB2-SufC1-SufD2複合体)を安定に発現・精製する系を確立し、その立体構造を決定した。明らかにした複合体構造から、SufBおよびSufDは全く新しい構造モチーフを持つことが分かった。また、SufCは複合体中でATP依存的に二量体化することを変異導入と架橋実験により実証した。さらに、コア複合体のATP依存的なダイナミックナな構造変化を蛍光ラベル実験により明らかにした。これらの成果から、鉄硫黄クラスター合成機構の作動モデルを提唱した。
構造生物学