研究課題
この申請課題により、小胞型グルタミン酸トランスポーターの結晶構造解析は飛躍的に進み、その解像度は論文提出レベルとすることができた。また、それに付随する重元素置換体の結晶二ついても現在未だ作成中であるが、こちらも重元素の選定等は既に済んでおり、作成した結晶に浸潤させるのみとなっている。これらの実験結果をもとに、平成27年度中の結晶論文化を目指し、現在論文作成と平行して行っている。また、生化学的解析については、同じ内膜系トランスポーターの一つである小胞型GABAトランスポーターの機能解析に関する論文(J. Neurochem.)とマラリア原虫の食胞に存在するクロロキントランスポーター(pfCRT)の機能解析をした論文(PNAS)を出すことができた。これらのデータは小胞型グルタミン酸トランスポーターの機能解析にフィードバックできるデータであり、その意義は大きい。また、小胞型グルタミン酸トランスポーターの機能解析に関する変異体についても、数多く作成できた事から、この結晶構造解析の結果と統合して論文かを目指したいと考えている。
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Am. J. Physol. Cell. Physiol.
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Proc. Natl. Acad Sci. USA
巻: 112 ページ: 3356-3361
10.1073/pnas.1417102112