研究課題
若手研究(B)
本研究では、ショウジョウバエ感覚ニューロンをモデルとして、受容野境界が確立される分子・細胞メカニズムの解明を目指した。生体内の可視化法や遺伝学的手法を組み合わせることにより、分泌タンパク質Wnt5が境界での樹状突起伸長を適切なレベルに抑えることを見出した。さらに、Wnt5シグナルを媒介する分子としてtrioを同定した。これらの結果は受容野境界を確立する仕組みの一端を示している。
生物学