研究課題
若手研究(B)
本研究では、維管束の分化過程の中でも前形成層から木部分化へと至る過程に着目し、その分子機構の解明を目的とした。まず、木部道管分化のマスター転写因子であるVND7の発現を制御する転写因子の単離を進めた。次に、前形成層から木部へ向かう分化の際の鍵転写因子であるATHB-8の下流制御因子の探索を行うために、ATHB-8過剰発現培養細胞株を作出し、トランスクリプトーム解析を行った。その結果、ATHB-8の制御下に、転写因子や植物ホルモンの制御に関わる因子が複数存在することを見出した。
植物分子・生理科学