研究課題
若手研究(B)
沖縄の深海熱水噴出孔に生息するゴエモンコシオリエビは腹側の体毛に付着するメタン酸化細菌や独立栄養性硫黄酸化細菌をエサにして生活する。また、メタン酸化細菌はメタンを唯一のエネルギー源・炭素源として生育できる。このことから、本研究ではメタンだけを添加した水槽でゴエモンコシオリエビの飼育を試みた。その結果、共生メタン酸化細菌を維持しながら一年以上の長期飼育に成功した。また、メタン添加水槽に適応した共生メタン酸化細菌の分離培養を試みたが、純粋培養には至らなかった。
極限環境共生学