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転写因子をコードするDREB遺伝子を植物に導入し恒常的に過剰発現させると環境ストレス耐性を向上させることができる一方で、生育が抑制されてしまう。本研究では、生育を正に制御する転写因子であるOsPIL1遺伝子を利用し、この生育の抑制を克服することを目指した。
DREB1及びOsPIL1両転写因子は互いの転写活性化能に負の影響を与えず独立に転写が正に制御されることを明らかにした。OsPIL1 DREB1A二重過剰発現植物は、DREB1A過剰発現植物と比べその生育が良好になると共に同等のストレス耐性を有していた。これらより、ストレス耐性植物の生育はOsPIL1の利用によって改善できる可能性が示された。
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