研究課題
若手研究(B)
トビイロウンカに対し圃場抵抗性を持つイネ品種IR64を用い、圃場抵抗性に対するトビイロウンカの加害性の遺伝解析を行った。IR64に対して高いパフォーマンス(成長速度と羽化率)を示すウンカ系統と、示さないウンカ系統をそれぞれ作出した。二つの系統を交配し、交配後代のIR64に対するパフォーマンスを検定したところ、F2において両親の中間のパフォーマンスを示し、メンデル遺伝しなかった。F2集団のゲノムDNAを個体別に抽出し、RAD法によってIR64上のパフォーマンスを決定する因子のマッピングを試みた。
応用昆虫学