研究課題
若手研究(B)
本研究では、シロイヌナズナ培養細胞を用いて、転写開始点のゆらぎ(mRNA 5'末端配列)と環境ストレスに応答した翻訳制御(mRNAの翻訳状態変化)との関係性を網羅的に解析した。転写開始点の網羅的な同定は、CAGE (cap analysis of gene expression)法を用いて行った。本研究を通じて、遺伝子の転写開始点のゆらぎが、環境ストレスに応答した翻訳制御の堅牢性や柔軟性の基盤となっているという、新たな遺伝子発現制御システムの存在を示唆する重要な知見が得られた。
植物細胞分子生物学