本研究では、現代の代表的な疾病である肥満に着目し、近年脂肪滴を融解する作用として発見されたAIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)を標的とした抗肥満作用を有する食品由来成分を探索することとした。アッセイは、マウスマクロファージ由来細胞を用いたスクリーニング系を構築した。野菜や果実を含む25種類の抽出物について、AIMの発現増強をスクリーニングしたが、増強サンプルを見出すことはできなかった。次に、食品に含まれる成分として、30種類の化合物についてスクリーニングを行ったところ、数種類の化合物にAIM増強活性を見出した。
|