研究成果の概要 |
Campylobacter jejuni の加熱損傷および損傷からの回復に検討を行った.増菌培養したC. jejuni 菌体をPBS 10 mL 中にOD660 = 0.1 となるように懸濁し,種々の温度および時間加熱し,種々の培地に塗抹し生菌数を測定した結果,50℃,5分間の加熱処理により菌体の99.1%が損傷を受けることを明らかにした.また,この損傷は培地にピルビン酸を添加することにより回復することも明らかとなった.また,損傷からの回復時には,trxC, recA, Fur およびahpCなど酸化ストレス関連遺伝子が関与していると考えられた.
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