研究課題
若手研究(B)
本研究ではミヤコザサの刈り取り実験を通して森林の物質循環や土壌動物がどのように変化するかを調べた.ササの消失は土壌の乾燥と養分の増加をもたらした.これに対し、カラマツは落葉量に違いはなかったものの、ミズナラでは落葉量の増加がみられた.これらの結果はササは樹木に対し,上層樹木との養分競争者としての側面と,上層木の表土環境変化を緩和する保護効果をもつ協力者としての側面があることがわかった.
森林生態学