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2015 年度 研究成果報告書

酸素安定同位体比が明らかにする森林生態系における窒素流出入と内部窒素循環の関連性

研究課題

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研究課題/領域番号 25850114
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 森林科学
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

尾坂 兼一  滋賀県立大学, 環境科学部, 助教 (30455266)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード森林 / 窒素 / 水文過程 / 安定同位体比 / 硝酸イオン / 降雨調査
研究成果の概要

本研究では大気降下物として森林に流入する硝酸イオンの利用効率に関する研究を行った.その結果,降雨時には本調査集水域にもたらされた大気降下物由来の硝酸イオンの2.9-37.8%(平均: 15.5%)が全く利用されずに集水域を素通りして渓流水から流出していた.森林からの硝酸イオン流出のほとんどが降雨時に起こることを考慮すると,森林ではその成長に窒素が不可欠であるにもかかわらず,大気降下物としてもたらされた硝酸イオンの一部は全く使えていないこと,今後大気降下物による硝酸イオン流入量が増加した場合,直ちにある程度流出する硝酸イオンが増加する可能性があることが明らかになった.

自由記述の分野

森林水文学

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公開日: 2017-05-10  

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