研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、現在進行中の国際農業交渉について計量分析を行い、主要各国の交渉戦略について考察することである。分析の結果、我が国の主要な貿易政策の一つである関税を削減した場合、国内農産物価格の変動が激しくなり、市場が不安定となる可能性があることが明らかとなった。また、農産物輸出国間の競争では、現在進行中の国際農業交渉のどのシナリオにおいても、アメリカは自国の利益を確保することが可能であることが明らかとなった。
農業経済学