研究課題
若手研究(B)
日本農業の特徴のひとつとして、農地が零細で分散している点がしばしば指摘される。生産性の向上と農業生産力の維持強化のためにも、農地集積は必要不可欠である。本研究では、区画交換による農地の団地化がどの程度可能かをシミュレーションによって検証した。具体的には、Top Trading Cycleアルゴリズムを援用し、複数の農家が区画を一斉交換する集団・集権的な方法を提案した。また、国営かんがい排水事業、農地・水・環境保全向上対策などの農業政策に関して、地域農業への影響評価を行った。
農業経済学