森林衰退の被害モデルを人工的に発生させ、枯れ発生以前の害虫侵入直後の状態から単木単位の分光スペクトル特性を測定し、目視では確認できない潜在的な被害を受けている段階の分光スペクトル特性に現れる特異的な変化を解析しリモートセンシングで広域の被害を早期に予測する技術の開発を行った。分光スペクトルの微細な変化を捉えるためには野外における日照条件による変化を考慮する必要があり、そのための補正手法を開発し分光スペクトルの解析を可能とした。また、より広域のモニタリングを可能にするためにドローン搭載型の分光スペクトルセンサによる観測手法についても検討を行い解析手法を開発した。
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