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2015 年度 研究成果報告書

バイオマスの酵素糖化抵抗性に対するリグニンの寄与の包括的理解

研究課題

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研究課題/領域番号 25850232
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 環境農学(含ランドスケープ科学)
研究機関三重大学

研究代表者

野中 寛  三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (90422881)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード酵素糖化 / リグノセルロース / リグニン / セルラーゼ / 吸着 / 蒸気爆砕 / 元素分析
研究成果の概要

セルロース系バイオマスの酵素糖化におけるリグニンの影響を,単離リグニンではなく,実バイオマスを用いて包括的に理解することを目的とした。実験には主として蒸気爆砕ユーカリを用いた。まず糖化残渣の窒素量の測定により,セルラーゼ吸着挙動を追跡する手法開発に成功した。基質へのセルラーゼ吸着量は初期で最大となり,セルロースに吸着したセルラーゼが時間とともに遊離すると推測された。低酵素量の際でも,全セルラーゼがリグニンに吸着するわけではなく,基質中のリグニン含有率の増大につれ,飽和吸着量が増大することを明らかにした。一方アルカリ蒸解前処理を行うと基質中リグニンのセルラーゼ吸着量が大きくなることが示唆された。

自由記述の分野

バイオマス科学

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公開日: 2017-05-10  

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