研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、炎症性の肺疾患部位特異的に効率的に薬物放出できるような、薬物送達システム(通称:DDS)技術の開発を行うことである。体温よりも温度が高い条件に敏感に応答して薬物放出するナノサイズの脂質カプセル(リポソーム)の開発に成功した。ある種の界面活性剤をリポソームに組み込むことで、温度応答性を示しつつも、肺組織内に対する炎症応答・細胞毒性はない経肺投与型製剤を作成することに成功した。
物理系薬学