オキサリプラチン誘発末梢神経障害の発症メカニズムについて解析を行い、腰髄部分(lumber 4~6)におけるProtein kinase C(PKC)活性化に基づくERK/c-Fos経路の活性化が関与することを見出した。また、PKCを阻害する分子標的薬によりERK/c-Fos経路の抑制を介してオキサリプラチン誘発末梢神経障害を阻害することを明らかにした。以上の結果は、臨床におけるオキサリプラチン誘発末梢神経障害発症時における治療に貢献できる可能性が考えられる。 なお、本研究成果は主な発表論文の項に全てまとめてある。
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