マラリアはマラリア原虫に引き起こされる原虫感染症であり全世界で年間80万人以上の死亡者が発生している。このため「薬剤耐性原虫にも有効」で「安全域が広く」「安価に供給可能」かつ「幼児への経口投与が可能」なマラリア治療薬の開発が望まれている。そこで本研究ではマラリア治療薬シードを発見することを目的に微生物培養液から「抗マラリア原虫活性」および「マラリア解毒酵素PfGLOI阻害活性」を指標に活性物質を探索した。その結果、抗マラリア原虫活性物質として既知2化合物を同定し、新規と推定される1化合物を取得した。またPfGLOI阻害活性物質として既知1化合物を同定し、新規と推定される1化合物を取得した。
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