研究課題
インドネシア産キョウチクトウ科Voacanga grandifoliaの樹皮の成分検索を行った結果、1種の新規モノテルペンインドールアルカロイドvoacalgine Fを単離し、その構造を各種スペクトルデータにより明らかにした。Voacalgine Fはvobasine型とiboga型からなる新規二量体モノテルペンインドールアルカロイドである。マレーシア産キョウチクトウ科Tabernaemontana corymbosaの葉の成分検索を行った結果、6種の新規モノテルペンインドールアルカロイドを単離し、その構造を各種スペクトルデータにより明らかにした。3種についてはCDスペクトルにより絶対立体配置まで帰属した。タイ産キョウチクトウ科Tabernaemontana divaricataの全植物の成分検索を行った結果、1種の新規モノテルペンインドールアルカロイドcompound Aを単離した。compound Aはiboga型骨格を有するvoacangineの3位メトキシ体であり、相対立体配置は各種二次元NMRに基づいて明らかにし、絶対立体配置は既知化合物とのCDスペクトルの比較により帰属した。
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Heterocycles
巻: 90 ページ: 601-606
10.3987/COM-14-S(K)6
http://polaris.hoshi.ac.jp/kyoshitsu/shouyaku/kenkyugyoseki.htm