研究課題
若手研究(B)
まず、レゾルビンE2(RvE2)を合成し、シクロプロパン環を導入したCP-RvE2を設計・合成した。続いて、それらの酸化安定性を比較したところ、CP-RvE2はRvE2よりも酸化安定性が格段に向上していることが明らかとなった。さらに、炎症モデルマウスを用いて抗炎症作用を評価したところ、CP-RvE2はRvE2の抗炎症作用と同等であることが分かった。以上の結果より、本研究においてRvE2の安定等価体の創製に成功した。今後、レゾルビン類を含む多価不飽和化合物安定化についても検討するつもりである。
創薬化学