研究課題
若手研究(B)
本研究は、心臓自律神経系の活動に着目し、メダカを用いて自律神経機能の発達評価、環境擾乱系の確立、およびその解析である。発達評価では、メダカはふ化直後から1ヶ月後に心臓自律神経系機能が発達し、発生初期では低温刺激で誘発する不整脈がメダカ系統によって抵抗性が異なり、かつ1遺伝子に起因することが明らかとなった。環境撹乱系では、恒常明期では副交感神経活動が低下する一方で、放射線刺激では心拍に異常は認められなかった。さらに、メダカを利用した血液の解析や組織の3D解析の可能性を見いだした。
環境生理学