研究課題
若手研究(B)
脳卒中において、氷などで頭部を冷やすことは脳保護のために重要な役割を持つと考えられているが、その機序は明らかになっていない。我々は低体温療法における神経保護作用にはATP・アデノシンの関与があるのではないかと仮説を立て、それを証明するためにマスス脳スライス標本を用いて、温度変化が実験的脳虚血に及ぼす影響について検討した。その結果、低体温条件における神経保護作用はアデノシン受容体の活性化を介していることが考えられた。
中枢神経薬理