• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

膵腺房細胞からβ細胞への分化転換の研究

研究課題

研究課題/領域番号 25860213
研究機関大阪大学

研究代表者

宮崎 早月  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60452439)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード転写因子 / インスリン産生細胞 / 分化転換
研究実績の概要

これまで、膵腺房細胞特異的にPdx1を発現制御できるマウスを作製し、解析を行ってきた。そして、Pdx1を長期に腺房細胞で発現させ続けると、一部の腺房細胞がインスリン産生細胞へと変化することを観察してきた。一方、Pdx1を過剰発現させた腺房細胞で、Isl1を導入発現させると、tubular complexが広範囲に出現することを報告した。
本年度は、腺房細胞特異的にPdx1/Isl1を発現制御できるマウスの腺房細胞を、in vitroにおいて効率良くインスリン産生細胞へ分化転換させる系の開発を目指して実験を行った。
①腺房細胞にPdx1/Isl1を発現させ続けて培養したが、インスリン産生細胞には変化しなかった。②FACSにより単離した腺房細胞にレンチウイルスを用いてPdx1だけでなくMafAやNgn3、shMbd3を同時に導入発現させると、一部の細胞がMafA陽性Ngn3陽性のインスリン産生細胞へと変化した。今後は、より生存率と分化転換効率の良い系を開発する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] エレクトロポレーションによる生体への遺伝子導入2014

    • 著者名/発表者名
      宮崎 早月、宮崎 純一
    • 雑誌名

      Surgery Frontier

      巻: 21 ページ: 62-66

  • [学会発表] Ces1遺伝子欠損マウス胎仔におけるヒストンH3K9及びDNAメチル化レベルの亢進と胎生致死・成長遅延および始原生殖細胞の分化異常2014

    • 著者名/発表者名
      松浦 巧、宮崎 竜志、宮崎 早月、田代 文、宮崎 純一
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2014-11-25 – 2014-11-27

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi