研究課題
若手研究(B)
上皮細胞が集団遊走する際、どのようにして個々の細胞が連携をとり、集団として統率された運動をするのかについて詳細な解析を行った。集団遊走のモデル実験系を確立し、高倍の共焦点顕微鏡下で遊走のライブイメージングを行うことで遊走先端の細胞が運動性を増して集団全体を牽引する過程を記録することができた。また、この過程で必須となるタンパク質複合体(IRSp53/Eps8複合体)も同定するに至り、本研究は集団遊走の分子レベルでの理解の一歩となったと考える。
細胞生物学