われわれはユビキチンリガーゼ(E3)とその基質の関係を詳細に明らかにすることによって疾患の解明を目指している。これまで、E3‐基質関係を網羅的に解析するDiPIUS法を開発した。本研究においてE3の1つであるFbxw7の新規基質として転写因子OASIS、BBF2H7を報告した。また、別のE3であるMDM2の基質としてRNAヘリカーゼDDX24を報告した。 また、E3であるFbxw7ががん転移を非細胞自律的に抑制していること、これはFbxw7によりNotchが分解されることに起因することを解明し、報告した。
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