研究成果の概要 |
消化管に発生する稀なT細胞リンパ腫である腸管症型T細胞リンパ腫(enteropathy-associated T-cell lymphoma: EATL)について、本邦での特徴を明らかにするためにFFPE(formalin-fixed paraffin-embedded tissue)を用いた解析を行った。 本邦のEATLは形態学的に腫瘍細胞の大きさにばらつきを認めるものの、CD8(+)/CD56(+)を示し、またTCR(T-cell receptor)αβ, TCRγδ, TCR silentにかかわらず9q34の増幅が高頻度であるという点では均一な性質を示すことが明らかとなった。
|