PTCL, NOSの症例に対して免疫染色を行い、腫瘍性T細胞の核内転写因子によってT細胞のサブタイプに分類し、統計学的に比較検討を行った。CD4陽性症例のうち、Th1タイプが18%、Th2タイプが72%、その他(Th17、Treg、Tfh)のタイプが9%であった。Th1タイプとTh2タイプの統計学的比較検討を行ったところ、節外病変ありの症例がTh1タイプで有意に多く、治療効果がCR(u)、形質細胞浸潤か高度の症例がTh1タイプで有意に少なかった。また、予後曲線ではTh1タイプがTh2タイプと比較して有意に予後不良であった。
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