研究課題
若手研究(B)
本研究では,ヒト検体および我々の作製したCD109ノックアウトマウスを用いて免疫組織化学的検討を行い,ヒトおよびマウスの骨に存在する破骨細胞や,ヒト骨肉腫・骨巨細胞腫などで出現する破骨型多核巨細胞においてCD109が高発現することを示した.また,マウスより得た初代培養骨芽細胞および破骨前駆細胞の共培養により,CD109が欠損することで破骨細胞の多核化が阻害されることが明らかとなった.以上のことからCD109が破骨細胞の多核化および破骨型多核巨細胞の形成に関与する可能性が示唆された.
実験病理学